捜索願(行方不明者届)の記載内容から「特異行方不明者」として認定された場合、事件性があるものとして、警察の捜索活動が開始されます。
まずは事情聴取から
行方不明者に関するより詳しい情報を得るために、まずは関係者への事情聴取が行われます。事情聴取の対象となるのは、行方不明者の家族や親類、友人や知人、学校の同級生や職場の同僚などが考えられます。高齢者の場合、介護などの福祉担当者などからも事情聴取をするケースがあります。
緊急性の高さによっては公開捜査の実施
誘拐などの犯罪や事故や災害に巻き込まれた行方不明者の場合、緊急性の高さによっては公開捜査が実施されます。公開捜査では、テレビやインターネットメディアなどに顔写真を含む情報が公開され、有力な目撃者情報を募ることで、発見の手がかりとします。
血痕などが残されている場合は鑑識捜査も
行方不明となった現場に行方不明者の血痕や、持ち物などが残されていた場合、鑑識捜査を行うこともあります。
警察犬を使った捜査
行方不明者の足取りを追うために、行方不明者の遺留品などの匂いを頼りに、警察犬を使った捜査を実施することもあります。
探偵への依頼
警察の捜索活動以外にも、有料となってしまいますが、探偵に捜索を依頼することで、よりスピーディーな発見につながる可能性があります。探偵事務所の中には警察犬捜査を取り入れるなど、警察の捜査に勝るとも劣らないものも存在するためです。
特に大手の探偵事務所の場合、全国展開をしているところも少なくないことから、より精度の高い情報が集まる可能性があります。